※閲覧注意。 破綻している文章、暴力じみた性表現をふくんでおります。 曽良君の名前とか、恐怖とか、今起きているこの地獄を、夜に全てを思い出してももう遅い。 着るものは大抵三日で駄目になる。一週間もてばいいほう。夢中で逃げるその時に、曽良君が引き裂くからだ。時には刃物を用いて下着ごと裂いていく。私の皮膚を傷つけることもある。私がぼろぼろになって行くさまをいつも曽良君は愉しんでいる。髪を掴まれて、死ぬかも知れないほど腹を蹴られたあとに、喉を何度もあらっぽく突かれたせいで嘔吐きが止まらない。朝のトーストはもう既に消化されていてそれきり何も食べなかったので、幸いこみあがるのは少量の胃液で最近私は布団を汚さない。だけど褒められることも許されることもないのだ。私はうつぶせに這いつくばり、曽良君に出されたものがのみこめず喉に引っかかっているうちに、曽良君は、はいってくる。血の混ざったなまぐさいにおいがただよった。圧迫感と痛みに私は涙を流していた。いいの? そこそんな風に使っていいの? 壊れない? 壊れない? 私壊れない? 死んじゃわない? 死ぬほど痛いよ? 死ぬほど怖いよ? 曽良君。曽良君。痛い痛い痛い本気で痛い痛いよ痛い痛い痛いんだってば痛いって!! 嫌だ本当やめてくれよいい加減にしろよ、口からなんか全部でそう。毎晩毎晩何考えてるんだよ怖いよ君おかしいよどけよ鬼! 鬼軍曹! 息子だろ? 君私の息子なんだろ? 全然似てないけど、曽良君、君、私の子供なんだろ。なあ、私たちこんなことしちゃっていいの? 犯罪じゃないの? きっと犯罪だよ。よくないことだよ、だから曽良君やめようやめてよ本当にやめてよごめんなさいごめんなさい痛い痛い痛い痛い曽良君嫌だ痛いしぬからほんとうしんじゃうしにたいもうあやまるからもう許してごめんなさい曽良君、曽良君。私の喉から悲鳴が何度もこぼれて喉が切れる。私は布団を握りしめて時には噛みちぎりながら、罵倒がやがて謝罪にすりかわっていく。何もかも思い出してもどうやったら曽良君に許されるのかやめてくれるのか分かってくれるのか何一つ分からなくて、とにかく何か言わないと本気で死んじゃう痛いのから逃げられないと思ってなんでもいいから叫び続ける。ごめんなさいもう許して下さいもういっそ君が父親で私が息子でも構いませんから、やめて下さいきみのいうことなんでもきくからもうさからったりしませんさっきのはぜんぶうそですすべてとりけしますほんとうにいたいんですやめてくださいやめてください。ぬいてくださいお願いします。きみにこんなことされるのは、つらいんです。つらくてしかたない。つらいんです。怖い、こわい。 息継ぎもせずに言ったら肺の中体中の空気がなくなったような感じで苦しくてまた泣けてきたので、私は布団に顔をこすりつけながら、情けなさのあまり、もう死んじゃいたい、と呟いた。曽良君は私のそんな姿にもちっとも同情とかそういったものを滲ませず、私のむき出しの背中に爪をたてる。もう既に成長期を終えた、もうすっかり大人の姿の私の子供は私をおかしながらうつろな声でつぶやく。おとうさん、僕のこと好きですか。私は本当は好きなのか嫌いなのか憎んでいるのか愛しているのかのか分かっていないくせして、ただひたすらそのさめきった声にうんうんと頷いた。そうしたら許されるんじゃないかって、つごうのいいゆめを、こんなことされながら、みて、そんなわけがないのに。ば、か、だ。 たすけて。 → |